嵐のあとで ~After the Storm~

ライブ参戦の備忘録を中心に徒然と…。

【備忘録】 ARABAKI ROCK FEST.19 2019.4.27(Sat)Part.1

【備忘録】
ARABAKI ROCK FEST.19  2019.4.27(Sat)  

イメージ 1




今年で19回目の開催となった野外フェスの『ARABAKI ROCK FEST.19』・アラバキに初参戦してきました。
福島からのジプシーズ~アラバキへと北上するフェスも福島も仙台も初めて尽くしの遠征は、東北の寒さを忘れさせる程の熱い一日になりました🎵

アラバキ、思い切って行って良かったです!
お目当ての方達のライブは素晴らしいかったですし、フェスならではのコラボや初めて観る方達のライブも新鮮な体験でした。

そして、一緒に参戦してくれたみんなの優しさと思いやり、心遣いに大感謝ばかりです😭



【アーティスト一覧】
ARABAKI ROCK FEST.19
2019.4.27(Sat) 

今年の「アラバキロックフェス19」4月27日土曜日開催のみですが、初参戦で体感出来たライブのアーティスト一覧です!

■古市コータロー
14:10~@TSUGARU(津軽)
16:10~@HATAHATA(鰰)
17:00~@BAN-ETSU(磐越)
eastern youth
17:40~@HANAGASA(花笠)
■THE ARABAKI ROCKERS
SATURDAY NIGHT ROCK'N'ROLL SHOW1969→2019
19:00~@HANAGASA(花笠)
*ARSNRRS 出演順*
(陣内孝則/澄田健/百々和宏穴井仁吉/ 田中元尚)
(山口洋池畑潤二/細海魚)
*ROCK'N'ROLL GYPSIES
(花田裕之池畑潤二/市川勝也)
(仲井戸"CHABO"麗市/土屋公平/早川岳晴/池畑潤二)
*チャボ・アラバキスペシャル・バンド
(仲井戸麗市土屋公平/早川岳晴/池畑潤二/細海魚)
& Session Member



順次体感したライブについて、アーティストさんごとに備忘録として少しずつレポさせていただきます!
(平成~令和へ持ち越しの宿題レポートです😆)


イメージ 5





ARABAKI ROCK FEST.19 参戦備忘録①】
2019.4.27(Sat)
古市コータロー
14:10~ @TSUGARU(津軽)

TSUGARUのステージは、湖に面した林の中にあって、木々のざわめきも聞こえる場所でした。パラつく小雨模様でしたが、和やかな雰囲気が落ち着きます😊

アラバキ初参戦のファーストステージは、古市コータローさんソロから。 
ギタリストで人生評論家@恋のロマンス通りの住人だそうですよ😆(古市さん公式Twitterプロフィールより) 
ザ・コレクターズのギタリストさんという認識と、最近は俳優さんとしてドラマに出演されたりという知識のみでしたが、お友達みんなとステージ向いの中央少し後方辺りでゆったりと位置取りして待機、先ずは古市さんはじめバンドメンバー揃ってのリハーサルを目撃しますっ!

ドラムがキュウちゃん(クハラカズユキ @The Birthday )です。アラフィフ世代では最も池畑さんDNAを受け継ぐドラマーさんだと思う大好きなキュウちゃん、御姿を初めて拝見出来ました~!
古市さんは白シャツ姿で登場。上背もあって(187cm!)ステージ映えされる格好良さ!そして、弾いているギターは、もしやGIBSON ES-335のレッドカラーかしら?(某北九州男児のあの方と色々と一緒できゃ~🤩)←見るとこそこかい😆

ネオモッズのイメージがあるザ・コレクターズサウンドが底辺にありつつも、ソロではブリティッシュロック感の強いサウンドの印象を受けました。

セットリストは、最近発売されたソロアルバム『東京』を 中心とした構成みたいでした。( 『東京』をはじめソロアルバム未聴で申し訳ないです💦御自身が曲紹介されたものとお友達から確認した曲のみ記載です )

少し曖昧な記憶ですが、「そんなに悲しくなんてないのさ」・「ホンキートンクタウン」の時に曲タイトルを紹介されたかなと…。
特に「ホンキートンクタウン」は、東北岩手で過ごした高校時代から東京にまた戻ってきた時の事などを織り込んで作ったと言われ、郷愁の中にある寂しさと前向きさを感じさせた曲。

途中「写真集を出しまして…」と少し照れながら話し始めた古市さん。
「50歳過ぎてから写真集出すのは、草刈正雄さんと僕くらいですけど(笑)、出したからには見て頂きたいなって……」
ハニカミながら話すところが、外ハネした髪型とともに可愛いらしかった!

それから、アラバキへの出演について、毎年参加出来る喜びやバンドメンバーとスタッフの方達への感謝の気持ちを述べられる等、御人柄の良さを垣間見る機会があってホッコリでしたー😊

ラスト曲は「夏が過ぎてゆく」。
乾いた砂が水を吸うように、すーっと胸に沁み渡る音と歌詞。揺れる夏の淡い恋模様の歌で締めくくられました。
さすが、恋のロマンス通りの住人さんですね、古市さんww。

#古市コータロー

イメージ 2





ARABAKI ROCK FEST.19 参戦備忘録②】
2019.4.27(Sat)
16:10~@HATAHATA(鰰)

そうです!「This is 向井秀徳」の洗礼を受けて参りました~😆
HATAHATAのステージは、ステージサイドとバックに桜の木がありまして、時折桜が舞い散る中でライブが見られる仕様になっておりました。
そんな雰囲気の中で、ZAZEN BOYS😆

ZAZEN BOYS、1曲だけしか聴いたことが無くて(しかも映画の主題歌のイメージしか無い)、勿論ライブは未体感。

お友達からは、「V&Gの向井秀徳から叱られたくなると思うから…」と予告ありまして…(°口°๑)
ステージに向かった頃、ドラムの松下さんが出ていてサウンドチェックが始まるタイミングでした。
ベースのミヤさん、ギターの吉兼さんも順に登場し、かなり細かなサウンド調整をされるのが印象的。また、それぞれの方のビジュアル(というか表情や佇まい)も個性的過ぎるww。
そして、向井さんの登場に、更に呆然と目を見張る私( °◊° )がいました。

眉間に皺寄せやぶ睨みメガネ男子: この人が、「This is 向井秀徳 ~」か~! 目を見張る独特なその佇まい 、観る人をドMにさせる要素が漂うカリスマ的ドSの香り。
丁度向井さん真正面4-5列目くらいにおりまして、リハーサルから既に、その一挙手一投足に目が離せなくなっている。
サウンド調整を念入りに行った後、「100年後にまた会いましょう…」と言って去っていった向井さん。( °◊° ) 呆然パート2。

しかし、程なくして、パラパラと降っていた雨は止み、ライブスタート直前に晴れ間が少しずつ現われ出す空模様。時折ハラハラと舞い散る桜の中、荒吐恒例の祭囃子の笛の音色でライブスタートです。

マツリスタジオから参りましたZAZEN BOYS~」と挨拶後、音圧がダイレクトに脳髄を駆け抜けるようなZAZEN BOYSサウンドを次々と体感しました。

1曲歌い終わるとお辞儀する向井さん。徐ろにビールを飲み、飲み干した缶を投げる~スタッフ拾ったら、新しい缶をアンプ上に置く~の一連の流れ。
(°口°๑)これは演出なの?素なの?(°口°๑)

「とりあえずポテサラ」・「本能寺で待ってる」・「This is NORANEKO」etc.~桜と小雨と晴れ間すら何かの演出かの如く、澱みなく舞い降りるパワーワードたち。 
向井さん、猟銃でも撃つみたいに構えてから、吉兼さんの方を見て狙い撃ちポーズはなに?! その後、短銃に切り替えたのは何故?!(°口°๑)

聴き続けるうちに連想したのは、 三味線や琵琶等の古典音楽の匂い。
落語や都々逸等の古典芸能を彷彿させる言葉遣い。

何より、聴いているこちらが一瞬足りとも気が抜けない緊張感。
まるで心臓を鷲掴みで取り出されて、シェイクされた後、また身体の中に戻されたような痺れる感覚。 
しかも、それが嫌いじゃない心地よさというアンビバレントさ。
すみません、その時感じたニュアンスなので、分かりづらいですよね😫

ここまで既成概念を放棄させられたバンドは初めて。
誤解を承知で申し上げるなら、京都東寺にある立体曼荼羅図に存在する「仏教的宇宙感」に近いディープインパクト😫 
そんな予期せぬ出会いもフェスの醍醐味なのかと、実感したステージでした。

2019.4.27(Sat)
【Set List】 
1.HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
2.honnoji
3.Cold Beat(~泥沼)
4.This is NORANEKO
5.破裂音の朝
6.Asobi

#ZAZENBOYS 

イメージ 3







ARABAKI ROCK FEST.19 参戦備忘録③】
2019.4.27(Sat)
17:00~@BAN-ETSU(磐越) 
BAN-ETSUのステージは、東北の空と山の広大さをダイレクトに感じることが出来る解放的な創り。キャンプサイトも近くにあるので、テントを張っていたら寝転がって音楽も聴けるという贅沢も味わえます!

The Birthdayのスタート時間は、丁度ZAZEN BOYS@HATAHATA終了からの移動があり、1曲目となった「24時」開始時には残念ながら間に合いませんでしたが、ステージに近づくにつれ聴こえてくるチバさんの歌声に高まるテンション。The Birthdayライブ初体感です🎵

ぬかるむ地面を一歩ずつ踏み締めながらステージへと向かう耳へと響くのは、『悲しみはもう捨てていいよ』という言葉とメロディ:「青空」でした!
東北の広大な大地の上で、この曲が聴ける日が来るとは~✧ ( °∀° )/ ✧
残念ながらの曇り空でしたが、「明日はきっと青空だって言ってやるよ~♪」とチバさんも言ってました翌日・アラバキ二日目は快晴でした☀

また、BAN-ETSUのステージは、扇状で横長に広く、サイドには大きな液晶ディスプレイがあるから、かなり後方からでもステージ全体が良く見えます。特に、音響の拡がりが自然の中に溶け込むように感じることが出来る所も、アラバキ各ステージの立地と野外フェスならでは。

チバさん、キュウちゃん、ハルキさん、フジケンさんのFour Piecesが奏でるのは、常に変幻自在でエッジィなハードロックサウンド! 山中を伝播する求心力は、やはり半端無く観る側を圧倒させる強力なものがありました!!! 最新アルバム『VIVIAN KILLERS』の曲も多数あったセットリストは、「格好いい!」の一言だけでも充分に言葉が尽きる所ではありますが、此処は敢えて『チバさん観察記録(笑)』的に続けて参ります😆

途中、愛用のギターであるGretsch・TennesseeRoseを外して一旦スタンドに置く場面がありました。
黒のロングシャツを翻し、振り返るとポケットに両手を入れながら、不意に顎先を軽くあげる仕草。
眼前にさざめく観客エリアをゆっくりと一瞥するサングラス越しの瞳。

一瞬にして呼応する静寂の間。
固唾を飲むのように注がれる観客達の熱い視線の先には、その男・チバユウスケ

また、ドラムのキュウちゃんが公言している『The Birthdayは晴れバンドで、フェスは晴れたら9割成功する』に関連してのエピソードも。
キュウちゃんはMC内で、この日の天候不良を残念がったコメントをしましたが、その直後、ポケットに両手を入れて突っ立っているだけだったチバさんが、マイクスタンドに顔を近づけて「関係ないよなー」とニヤリ笑いながら一言。

強引でもなく、予定調和でもなく。
演出なのか素なのか、その境界線すら煙に巻く。
そんな些細な一挙手一投足ですら、目が離せない圧倒的な存在感。
チバユウスケのカリスマ足る所以を目の当たりにした瞬間でした。 

ラストまで畳み掛けるような怒涛のキラーチューンナンバーたちには、容赦なく心身共に高揚させられた気持ち良さで踊らされっぱなし!
特にラスト曲「DISKO」の破壊力、もう凄まじかったです! ! 

ARABAKI ROCK FEST.19  2019.4.27(Sat)
【Set List】

1.24時
2.青空
3.SAKURA
4.Red Eye
5.声
6.OH BABY!
7.DISKO

#TheBirthday 

イメージ 4





ARABAKI ROCK FEST.19 参戦備忘録 EX.】
2019.4.27(Sat)
eastern youth
17:40~@HANAGASA(花笠)

The Birthday@BAN-ETSU終了後に移動したHANAGASAステージにてラストの2曲ほどでしたが、体感することができましたeastern youth

ギター・ベース・ドラムの3ピース体制で、硬質でエモーショナルなパンク・ロックという印象を受けたバンドでした。特にボーカル吉野さんの声、ネイキッドな鋭さがありました!
9月には17年ぶりに日比谷野音の舞台にも立つそうです😊


#eastern youth


イメージ 6




*【備忘録】ARABAKI ROCK FEST.19 2019.4.27(Sat)part.2に続く。