嵐のあとで ~After the Storm~

ライブ参戦の備忘録を中心に徒然と…。

band HANADA 2019.6.21(Fri) in 横浜THUMBS UP

【備忘録】
band HANADA
2019.6.21(Fri) in 横浜THUMBS UP

* band HANADA 、初参戦時の備忘録は平素より長目の所感でございます (笑)

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梅雨時期の狭間に訪れた晴天の日、昼間の暑さが一転して、夜風が身体をゆるりと包む黄昏時の港町・横浜。

梅雨時期の影響なのか、 横浜駅に降り立てば、ほのかな潮の香りが漂う宵の口。

夜半過ぎには夏至を迎える週末の6月21日、前日59歳の誕生日を迎えられたばかりの花田さんをお祝いすべく【band HANADA】のライブ行って参りました🤩

実はband HANADAは初。
4月のアラバキ以来(約2ヶ月も経過していたとは💦)の遠征。
そして、花田さん誕生日翌日です!

そんな浜風吹く夜の匂いとシチュエーションが、いつも以上に特別な予感と胸の高鳴りを伴って会場に向かう脚取りも早くなってしまいました😌


横浜THUMBS UPも初めてだったので、とりあえず開場前に下見へと。
(思ったよりも駅近過ぎて、うっかり一時間前に到着ww)
おもいがけず、リハーサルのタイミングにも遭遇しちゃいました🤩
(会場入口付近からリハ音堪能~)

会場の横浜THUMBS UPは、複数の段差があるフロアにテーブル席が並ぶカジュアルダイナーなので、お酒や食事も摂りながらライブが楽しめる贅沢さ。
また、「どの位置から見ても演者さんがよく見えるし、安定した音響で聴けるよ~👍」とオススメされていた場内レイアウトに、入場してからの位置取りに一瞬迷ってしまう程でした。
…とはいえ、やはり初めてのバン花体感。バン花スタイルでの花田さんのギタープレイを間近で拝見したくて、花田さん寄りの中央前方を選択しちゃいましたww。
久しぶりの着席スタイルのライブということもあり、軽くアルコールも投入しつつまったり待機致しますww😆


定刻より少し遅れてメンバー全員が、下手側のテーブルの間を歩いて登場です。(今日の花田さん、黒いシャツ・黒いパンツ・黒いブーツのシックな装いで艶っぽさ倍増🤩ww)


オープニングは、夜半過ぎの淡い揺らぎのようなミディアムテンポのカバー曲・クラプトンの「After Midnight」。しっとりと続くのは、 花田さんソロからの 「Last Train」~ニール・ヤングのカバー曲「Don't Cry No Tears」 というほのかな寂しさと柔らかな温もりを帯びた選曲。

花田さんは、いつも通り (勿論良き意味での)ラフに枯れた憂いの歌声。本日のメインギターであるGibson・ES-335ウォールナットカラーの音色は、ギターソロも含めてソリッドでいながら、ジプシーズよりもどこか甘やかな響きの印象。

そして、バンド全体で奏でられるのは、アダルトな夜の匂いを纏って醸し出されるブルージィなサウンドでした。

この日の演奏は、全体を通してワイルドなラフ感は少なめ。ライト・ヘビーの緩急も一音ずつ丁寧な音出しで、じっくりと聴かせるイメージがありました。

花田さんのギターソロの冴えたカッティング
富雄さんの歌に寄り添うようなベースの低音
ツルさんの柔らかで味わいあるサイドギターの音
椎野さんのジャジーで深みのあるドラムの響き

自分好み過ぎるサウンドやメンバー全員の佇まいがどストライク過ぎて(笑)、強く惹き込まれずには居られません🤩

続くのは、band HANADA名義でリリースされているアルバム:『ROADSADE』からの「遠くまで」。花田さんソロの弾き語り・流れでも馴染みのある曲ですが、ストレートに紡がれた心情風景を、バンドスタイルで聴くのも味わいがまた格別。久々に聴く「夢の旅路」は、ふわりと触れられた指先に心乱される感覚のよう。
印象的だったのは、花田さんソロアルバム:『NASTY WIND』からの名曲「お願いひとつ」。原曲から間奏等が大きく再編成されている仕上がりで、荒野に吹く乾いた風のような10分近い長尺のアレンジに。
更に枯れたブルージィさが増す「路地裏のブルース」を経て、Bob DyranがRon Woodに提供した曲:「Seven Days」のカバーも、バン花テイスト強めの格好良さ。

バン花のカバー曲は、どれも原曲をリスペクトしつつも、band HANADAテイストが色濃くて、 Coverと言うよりも最早オリジナル曲と言ってしまっても遜色無い程ナチュラル。
第1部ラストは、バン花随一のロマンティックなラブソング「二人なら」で締め括って終了となりました。


休憩を挟んでの第2部のスタートは、 「月が見ていた」・「見はなされた夜」のミディアムスローな2曲から。そして、ロックンロールの昂りが際立つカバー曲の「Lonesome Train」では一転。(※ライブでは初披露の曲だったそうです)
今回のセトリでは唯一こちらの原曲は未聴でしたので、花田さんが歌う歌詞やフレーズを記憶に留めておきました(笑)。
後日調べてみれば、原曲のトリオ編成よりもグッと大胆でハードなロックンロール・アレンジの格好良さに驚愕!

中盤にはバン花では定番のカバー曲:冨士夫さんの「ひとつ」~アラバキセッション以来の「Cinnamon Girl」へと。
深まる夜へと静かな囁きが艷めく「シルクの夜」~ 渇く夜に射し込む暖かな一筋の光「お天道さま」へとブルージィ真骨頂な染み渡るセレクションに。

実はこの日、着席していた場所がアンプ真ん前(笑)という位置で、(横長据え置きタイプのおかげもあったかと思うのですが…)両耳から各々の醸し出すサウンドがダイレクトイン。高音~低音の細かな所までじっくりと聴き取ることが出来るという貴重な体験が!

個々の存在感が際立ちながら、バンドサウンドとしてのクールさ・侘びサビにも似た渋さが一体となり、血液の中に流れ込むが如く、音色が身体に染み渡ります!


アンコールは、「ガラガラ ゴロゴロ」~ 「渡るしか」 の圧倒的な演奏に、注文したアルコールも忘れて酔い痺れるばかり!
特にラスト曲:「渡るしか」のメンバー全員から溢れ出すように極まるGroovyな演奏とアレンジには圧巻の一言。
花田さんソロともジプシーズともまた違うGrooveの凄み、堪能させて頂きました😊

また、初対面にも関わらず、花田さんの話題で盛り上がり、一人参戦の私に大変親切にして頂いた同じテーブル席にいらした皆様には感謝ばかりです!

次回、また別の会場(ジプシーズ夏ツアーかな?😆)での再会を約束しあって、各々帰路に。
ほろ酔い気分の頬にひんやりと冷たい初夏の風を感じつつ、名残り惜しむ横浜の夜でした~🌃🌙。



【band HANADA】
2019.6.21(Fri) in 横浜THUMBS UP

【Set List】(*Cover)

[1st]
After Midnight(*Eric Clapton)
Last Train
Don't Cry No Tears(*Neil Young)
遠くまで
夢の旅路
お願いひとつ
路地裏のブルース
Seven Days(*Ronnie Wood)
二人なら

[2nd]
月が見ていた
見はなされた夜
Lonesome Train(*The Johnny Burnette Trio)
ひとつ(*山口冨士夫)
Cinnamon Girl(*Neil Young)
シルクの夜
お天道さま

[An.]
ガラガラ ゴロゴロ
渡るしか


【花田さん語録】

実は、今回はMCまったく無しです。
(かなり珍しいのだそう😆)
*最後にメンバー紹介のみでした。

「ベース・井上富雄 ギター・大西ツル ドラムス・椎野恭一 、band HANADAでした」


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